ドミナント戦略

お酒を飲んで帰ってきたら、アイスかゼリーを食べてしまうことが辞められません。 家の冷蔵庫にたくさんアイスのストックがあるにも関わらず、帰り道のコンビニエンスストアでまた買ってしまうので、一向に減りません。 でもアイスって賞味期限が存在しないから、ストックも許されますね。 でも近所にあるコンビニエンスストアは3軒とも同じブランドなので、いつも同じようなアイスを買うことになります。 みなさんのお住まいの地域で、同じコンビニエンスストアがご自宅の近くに複数あったりすることはありませんか? 何も知らない頃は、同じコンビニエンスストアが複数あると、売上と共食い状態になってしまうのに、なんでそんなことしてしまうんだろう?と思っていました。 しかし、これはマーケティング戦略のひとつで、ドミナント戦略と呼ばれる手法です。 同じコンビニエンスストアが近隣に複数あるメリットは以下の通りです。 1、地域の売上が競合に取られることなく独占(dominant)できる 2、それによって地域でブランディングができる 3、在庫をシェアできるので、特定の商品が予想以上に売れても相互補完できる 4、それ故仕入れを余分にしなくて済む 5、スーパーバイザー(地域担当の営業)が店舗を管理しやすい ということで、メリットがたくさんありますね。 上記は比較的よく知られたことなのですが、注意しなければならないのは、これは本部側のメリットです。 つまり、個人オーナーの店舗だと競合だろうと同じブランドだろうとライバルはライバルですよね。そうなると個人オーナーの納得と協力体制の構築が本部側にも求められます。 昨今のコンビニエンスストアの情勢の変化はこの辺りにも、もしかすると少なからずこう言った原因もあるかも知れませんね。 このドミナント戦略、身近なところだとドラッグストアやクリーニング店などにも色々な業態でも知る事ができますので、日頃意識していると「あれ?これもドミナント戦略?」と感じる事があると思います。 みなさんの地域にはどんなコンビニエンスストアが独占していますか? わたしの地域はファミリーマートさんがたくさんあります。