ハイコンテクストカルチャー
事業所の近くに国立自然教育園という都会とは思えない地方の森のような施設があります。
この初夏の時期はそこをお散歩すると、とても気持ちよくリフレッシュできます。
入園料も320円とお手軽なので近くに来られた際にはぜひ立ち寄ってみてください。
施設に行くとわかるのですが、英語表記natural museum of nature and science 自然と科学の博物館だと思いますが、展示品はほぼありません。
入ると多少のインストラクションの先には広大な森と自然が広がっているだけです。
確かに日本語表記も自然教育園?とはなんだろうって思いますよね。
おそらく海外ならポップやデザインされた装飾品がたくさんあり、どんな施設なのか外観である程度わかるのですが、日本の施設はシンプルで入ってみないとわからない物もあったりしますよね。
これはハイコンテクストカルチャーとローコンテクストカルチャーの違いによる物だと言えます。
ハイコンテクストカルチャーとは、言葉にしなくても察してくれる、空気を読み取るという文化を指し、国別に最もこの傾向が強いのは日本人です。
一方でローコンテクストカルチャーとは、明確に言葉にしなければ、理解することのできない文化を指し、国別に最もこの傾向が強いのはドイツ人です。
異文化コミュニケーションで、外国人になんで?なんで?と質問攻めにされる経験をしたことがある方もいらっしゃるんではないでしょうか。
これは相手に悪気があるわけではなく、本当に理解できない場合も多いのです。
日本人にハイコンテクストの傾向が強いからといって、全員がそうとは限りません。
人によってその傾向は異なります。つまりは自分を物差しにして相手はそのくらいわかるだろう、と言うコミュニケーションを取ることは危険信号ということです。
明確に伝えなければ理解してもらえない相手、ある程度察してくれる相手、どちらかわからないのであれば明確に伝えることを意識するとコミュニケーションはうまくいきます。
ちなみにわたしは日本人ですが、ローコンテクストな傾向があるなと思います。
コメント
コメントを投稿