ドラッカーの言葉から


 四ツ谷で仕事の打ち合わせが遅くなり、何か食べて帰ろうと思って駅に向かっている途中に、【天丼】と書かれた看板を見つけて入りました。
入り口が2つあり、不可解に思いながら入店します。

「ご予約は?」

と聞かれ、

「ないです」

と答えると、こちらへどうぞ、と言われて立派なカウンターに通されました。

「メニュー頂けますか?」

と聞いてみるも、

「当店メニューがございません」

とのこと。
急に不安になってお店の名前を調べてみると
食べログ表記で 1人 夜100.000円〜 昼30,000〜 となっており、これはまずい、と思って席を立とうか迷っていると、

「本日は天丼お任せのみになります」

と言われ、

「メニューがないとのことですがだいたいおいくらくらいですか?」

と聞いて正解

「5,500円です、よろしいでしょうか?」
とのお返事を頂きます。

天丼で5,500円 やや高いけど、こんな立派なお店で天丼食べるなら、良いかと思い、気持ちは不安から楽しみに変わります。
店主の方がとても気さくで、色々話しかけてくださり、どうやら月に1回か2回しかやらない天丼だけの日だったようです。
魚介類が七種類とお野菜は四種類で、衣を身につけていないような触感に感動します。

ドラッカーの有名な言葉で

「マーケティングの理想は販売を不要にすること。」

とあります。

この天丼も、まずはお手軽な体験を提供して、

⭐︎お店を知ってもらう

⭐︎今度は別のメニューもトライしてみよう

と思う体験を提供しているわけです。

なかなかひとり十万円を超える天ぷらなんて、行ったことないお店で行くのは冒険でしかありません。
そこを月に1回あるかないかの機会で提供する意味では、素晴らしいマーケティング手法だと感心しました。

しかし、席に着いた時は、こんなつもりじゃなかったのに、、という後悔の気持ちは当分忘れることはないでしょう。。


コメント

このブログの人気の投稿

プレゼンにおいて

採用面接において

アンコンシャスバイアス