コーチングの本を3冊手に取ってみた結果
年末年始は研修も閑散期になります。
そうなるとわたしはコンテンツを増やしたり新しいインスピレーションを探しに本屋さんに出かけたりします。
わたしがよく行く本屋のビジネス書のコーナーでは面積は変わらないものの、カテゴリーが増えたり、今まで人気だったコーナーが縮小したり、様々な変化があって、それも楽しみの一つになっています。
以前は簿記や宅建のコーナーがもっと大きかったような気もするし、写真のようにコーチングでひとつのカテゴリーになっているなんて、以前では考えられないことでした。
そこで久しぶりに3冊ほどこの本屋さんで売れ行きのコーチングの本を買ってみました。
1冊目、なるほどコーチングの概念についてしっかりと書かれていて、いかにコーチが目標に導くか、について詳しく書かれています。しかし、活字が多く何が大事なのか頭には入らない、という個人的な印象です。
2冊目、1冊目よりキーワードが散りばめられていて、コーチ=サポーターという概念で進められていく展開は良いのですが、やはり活字が多くて、抑えるポイントが不明瞭な印象です。
3冊目、ほかの本に比べて大事なポイントが太字で独立していたり、読みやすさは良いのですが、突然GROWが出てきたり、体系的に学ぶにはやや難しい印象を受けました。
そして何より3冊ともそれぞれのやり方と考え方が違っていて、コーチングもこれ、といったやり方が広まっているわけではないことを実感します。
これら本を読んで書いてある内容をビジネス現場で実践することは、よほど読者の習慣があっても難しいと思います。
やはり読む→実践的に習得する は非現実的で、ゴルフの教本を読んでも実践的に習得するのが不可能であることと同じです。
あくまで「コーチングを理解しているひとが補助的に知識を補充する」ための読者であると言うことに落ち着きました。
まず体験して学ぶ→実践して使ってみる→そのフィードバックをもらう→さらに学習を継続するために読書をする、Eラーニングで学ぶという流れが良いかと思います。
特にわたしの場合は料理の本でそれを実感しました。本を読んで、上手くなった気になりますが、あらゆる失敗によりそれが身になっていないことを痛感した経験があります。
お料理も奥が深いはずなのですが、まだ入り口にも立てていない気がします。

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