システムコーチングをラグビーから学ぶ
先週末大学ラグビーを観に行ってきました。
学生の頃から時々観戦に行くのですが、この秩父宮ラグビー場の客席とフィールドがとにかく近いです。
指定席でなくて自由席でこの近さです。
(むしろ自由席のほうが近い)
選手の掛け合う声やぶつかり合う音もよく聞こえてきて、すごく隣接感があるのでオススメです。
長年応援に行ってるので、ラグビーのルールもかなりわかるようになりました。
ラグビーの魅力は迫力だけでなく、3つの大きな魅力があると個人的に感じています。
1、紳士のスポーツであるが故に審判には逆うことはせず、どんなジャッジも受け入れる。相手チームにもヤジをしない。
2、役割やルールを状況に応じて判断しなければならず、頭をとても使うスポーツである。
3、one for allという言葉がラグビーで派生したように、ひとりが全員のチームのために貢献する精神が醸成されている。
この3が個人的には最大の魅力ですね。
みなさんはシステムコーチングという言葉を聞いたことがありますか?
(システムコーチングを主体とした本は日本ではいまだに存在しないくらい新しい概念です)
まさにこのシステムコーチングがラグビーのチームには存在します。
この話をすると長くなってしまうのですが、システムコーチングとは通常のコーチングと異なり1対1ではなく、集団に対して行われます。
つまり主語が「わたしたち」や「チーム」になるわけです。
個人がどう感じるのかではなく、チームとしてどう感じるのか、を考えるということです。
例えば個人的にいまの仕事に満足して充実しています、ではなくてチームとして総じて仕事に対して不満を感じていれば、それがチームとしての声となるわけです。そこへアプローチしていく、これがシステムコーチングです。
話はラグビーに戻りますが、誰かひとりのこの力に頼ってボールを集めても機能しないので、みんながなにをしなきゃいけないのか考える、まさにシステムコーチングですね。ラグビーでは「規律」というものも重視されます。これが大事な言葉で、ラグビーを好きでいる理由のひとつでもあります、
いつかスポーツチームに対してチームマネジメント、システムコーチングの研修をやってみたいです。
また興味がある方は個別にコンタクトください。
ちなみに、この試合では異例中の異例な事態に遭遇しました。なんと自チームが勝っていると思い込んだ主将が最後の逆転を賭けて攻め込んでいる途中で試合を切ってしまったんです。
試合中なにが起こったか観客や相手チーム含めてぽかんとなりましたが、本人のごめん、という言葉が何度も聞こえて理解しました。本人はきっと辛いだろうけど、誰ひとり責める人はいなかったし、選手の置かれた状況や緊張を考えると、わたしたちでは考えられないプレッシャーだったんでしょう。

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