文化の定義とは?
今週もまた大阪に研修のため出張してきました。
梅田地下改修工事が終わって、京都線が大阪駅への乗り入れが地下になり、ほかのJR路線との乗り換えに時間がかかるようになってしまいました。
東京も渋谷駅や横浜駅もそうですが、大規模な改修工事の後は、電車の乗り換えが不便になってしまうのは仕方のないことなのでしょうか。
大阪駅を歩いていて、思い出したのが大阪万博を機に大阪ではエスカレーターで歩かず立ち止まる習慣が広がっています、というニュースを目にしたのですが、大阪駅ではみなさん普通にエスカレーターもガンガン歩いていたので、やはり習慣化されるのは時間がかかるのだな、と思いました。
しかし、エスカレーターの右側に立ち止まる文化は昭和の頃の大阪万博で始まったともされるので、もしかすると近い将来エスカレーターを歩く人は見なくなるかも知れませんね。
せっかちなわたしとしては、なんとも言いようのない事ですが、社会の風習とルールに従っていくしかないと思っています。
もし両側を歩かない文化が完全に醸造されるためには、あおり運転や飲酒運転が(悪)として認識されるようになったのと同様、事故というインパクトに他ならない気がします。(罰則という意見もあるかも知れませんが世界的にそれを導入している国もなく現実的ではないかも知れません。)
その文化や習慣はどのように作られるのか?いくつか理論がありますが、社会学者のリントンは「文化は学習された行動とその成果の統合形態である。」と言います。
その通りで、人々はこれは良い事なんだな、悪い事なんだな、と学習した結果、それがルールや道徳になっていくのだと思います。
これからまた10年、20年と時間が経つにつれて、今まで当たり前だったことが変わってしまう多くのことがありそうですね。

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