ディスブランディング
ジュエルロブション、超高級レストランの代名詞となった憧れのお店ですが、ひとり○万円〜 という非現実的な価格設定で、庶民のわたしたちはなかなか手が届くところではありません。
あまり知られてないのが、ジュエルロブションがプロデュースしているパン屋さんがすぐ近くにあり、ここのパンやケーキはやや高いものの、無理せず手の届く価格設定です。
恵比寿ガーデンプレイスの地下にありますので、何かのお話のネタやお土産にオススメです。
このようにジュエルロブションとして超高級レストランというブランディングがされているので、パン屋さんも多少強気の価格設定でも不思議とお得な感覚に陥るのも、ブランディングの効果ですよね。
ジュエルロブションであれば超高級レストランというブランディングがされていますが、ディスブランディングという言葉を聞かれたことはありますか?
「こちらのお店ではラーメンしか提供ができません。」
「必要最小限の設備で使っていますので、その分お求めやすい価格となっております。」
「納期はかかりますが、その分安くしています。」
というように、他社や他店よりも劣ることを全面に出して、安さやお得感を演出するブランディングのことをディスブランディングと言います。
わたしは個人的にディスブランディングの成功例としては昔のZOZO townを思い出します。
SNSの投稿者たちから
「送料が高すぎる」
と言った声を受けて、
前澤友作さんは
「ただで商品が届くと思うんじゃない」
と発言して、大炎上。
その後「心を入れ替えて生まれ変わる」
と株主総会で謝罪し、一点送料の価格設定を自由化にして、無料で配送される商品が生まれました。
それによりネット通販に馴染みのない高齢者も含めて通販サイトが盛況となるきっかけとなりました。
何よりこの炎上から送料の自由化にしたタイミングがすごく早くて、こんな決断して大丈夫なのかな?と思ったのもなんのその、一転して好業績になったのは驚きでした。
このように意図的に演出したものではなかったものの、ブランドイメージがマイナスからのプラスに変わったのはディスブランディングからの復活例と言えるのではないでしょうか。
弊社でもどんなブランディングをしていくのか、これから先考えていかなければいけないな、と日々考えていますが、研修業でのブランディングってすごく難しいです。
レイテストナレッジはレイテスト=最新の ナレッジ=知識 という意味で、最新の知識を提供してききますよ、という意味なのですが、なかなか理解してもらえなかったりもするので、考えていかないといけないですね。

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