ドミナント戦略
※5月初旬に書いたネタを改訂しています
最近コンビニに行く機会が以前に比べてずいぶん減った気がします。わたしの場合はキャッシュレス決済が増えてコンビニでお金を下ろすという行動が減ったり、外出の頻度が減ったこと自体も影響しているのだと思います。
世の中の人たちもそうかと思いきや、コンビニの市場規模は年々いまだ拡大傾向だそうです。店舗数はほぼ横ばいなんで、客単価が上がったということですね。物価の上昇をガッツリと反映させているのもコンビニ商品は多いでしょうし。
わたしが住む地域はファミリーマートがとても多くて、最近は店舗に入ると他ブランドとの差別化のためか、衣類を前面にプロモーションしています。ファミリーマートの衣類は優秀らしいです。
それにしてもファミリーマートが近くにあって、数十メートル先にもファミリーマートがあって、またその先にもファミリーマートがある、なんてことありませんか?
なんでそんなことするんだろうか、と思うこともあるかと思いますが、実はむしろ効率的な戦略なんです。
その理由は以下のうちどれが正解でしょうか?
①ブランドイメージを地域に根付かせるため
②近くに同じ系列店があることで商品を運搬する物流コストを削減するため
③商品の仕入れに偏りがあった場合に、近くの系列店から取り寄せたり、補完関係が成り立つため
④深夜帯や繁忙時間に人員スタッフを系列店と共有することで効率化させるため
答えはわかりましたか?
上記すべてが正解です。
これをドミナント戦略と言います。
ドミナント=占有
他にもコンビニトリビアはありまして、例えばコンビニで単位床面積あたり最も利益率の高いエリアはどこでしょうか?
①タバコ販売
②コーヒーマシン
③お弁当コーナー
④飲料コーナー
⑤ATM
どれも利益率が高そうですが、正解は。。
⑤のATMです。
その差はコンビニの平均床面積あたりと比較して約40倍とも言われています。
近い将来は入店から退店までレジ打ちすることなくクレジットカード情報で、商品を手に取ってそのまま退店するような仕組みもできそうですね。
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