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8月, 2025の投稿を表示しています

ファシリテーション

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  「今日も4時間ぶっ通しで会議してヘトヘトだよ。」 「おれなんて、先週ミーティング終わらなくて20時までかかりましたよ!」 「おれも朝からミーティングに3連発で呼ばれたからね。」 という、会議にどれだけ時間を使い、引っ張りだこだったか、を競う会話を横目に電車に乗っていました。 様々な業種のお客様とお話している中で、最近良く話題になる課題が、“会議のあり方“ということがひとつ挙げられます。 良くあるのが ①とりあえず1時間を設定してしまう ②メールでも済むような情報共有 ③意思決定は会議に参加する役職が上の人 ④会議資料のための仕事に時間をかける ⑤結論が出ずにまた次回 ⑥議題が事前共有されておらず、何も準備ができていない ⑦発言せずに終わる人がいる あるあるですよね。 これを改善するために“会議のあり方を理解する“ ファシリテーション というテーマでアプローチします。 その中で参加者の関心が高いのは“他社や海外の事例“だったりします。 【他社事例】 立ち会議室の導入 時間のかかるパワポの禁止 会議のルールを会議室に掲示 ランチミーティング 会議に使った時間を記録して報告 資料の事前共有が必須 【海外事例】 出張時のブレックファーストミーティング ランチミーティング(お昼を食べながら会議) アーリーチェックイン(早めに揃って開始する) こんな感じで企業によって、会議の生産性を高める工夫はたくさんされています。 海外では出張では夜遅く飲んで翌朝ギリギリに集合みたいなことはなくて、夜は軽く食事して解散。でも翌朝早めに集合して朝ごはん食べながらミーティングする、みたいな感じです。 夜残業しない代わりに、日中の時間をフル活用するので、お昼はサンドイッチを食べながらミーティングとかも良くあるケースです。 会議の仕方やファシリテートの仕方は習うものでもなく、各人の経験で形成されています。 やはり、全員がこういったファシリテーションの研修を受けて研修のあり方を全員が課題意識を持つことが一番大切な気がします。 なんにしても会議をすることはなるべく少なくする、時間が長いことは褒められるべきことではない、という意識を持つと変わりそうですね。

ドミナント戦略

 ※5月初旬に書いたネタを改訂しています 最近コンビニに行く機会が以前に比べてずいぶん減った気がします。わたしの場合はキャッシュレス決済が増えてコンビニでお金を下ろすという行動が減ったり、外出の頻度が減ったこと自体も影響しているのだと思います。 世の中の人たちもそうかと思いきや、コンビニの市場規模は年々いまだ拡大傾向だそうです。店舗数はほぼ横ばいなんで、客単価が上がったということですね。物価の上昇をガッツリと反映させているのもコンビニ商品は多いでしょうし。 わたしが住む地域はファミリーマートがとても多くて、最近は店舗に入ると他ブランドとの差別化のためか、衣類を前面にプロモーションしています。ファミリーマートの衣類は優秀らしいです。 それにしてもファミリーマートが近くにあって、数十メートル先にもファミリーマートがあって、またその先にもファミリーマートがある、なんてことありませんか? なんでそんなことするんだろうか、と思うこともあるかと思いますが、実はむしろ効率的な戦略なんです。 その理由は以下のうちどれが正解でしょうか? ①ブランドイメージを地域に根付かせるため ②近くに同じ系列店があることで商品を運搬する物流コストを削減するため ③商品の仕入れに偏りがあった場合に、近くの系列店から取り寄せたり、補完関係が成り立つため ④深夜帯や繁忙時間に人員スタッフを系列店と共有することで効率化させるため 答えはわかりましたか? 上記すべてが正解です。 これをドミナント戦略と言います。 ドミナント=占有 他にもコンビニトリビアはありまして、例えばコンビニで単位床面積あたり最も利益率の高いエリアはどこでしょうか? ①タバコ販売 ②コーヒーマシン ③お弁当コーナー ④飲料コーナー ⑤ATM どれも利益率が高そうですが、正解は。。 ⑤のATMです。 その差はコンビニの平均床面積あたりと比較して約40倍とも言われています。 近い将来は入店から退店までレジ打ちすることなくクレジットカード情報で、商品を手に取ってそのまま退店するような仕組みもできそうですね。

カラーマーケティング 色彩心理学

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  今年のように暑い夏にぴったりなかき氷。 もはや常識となりつつある、“かき氷のシロップは全部同じ味“  イチゴ味、メロン味、レモン味、みぞれ、ブルーハワイ 全部同じ味で着色料の違いだそうです。 (そもそもブルーハワイ味とは?) まさに色の違いが人間に味の錯覚をもらたすという、史上稀に見るマーケティングですね。 それでも食べてみると、なんかメロンの味がするし、イチゴの味がします。。 そして食べたい味のシロップが売り切れてるとガッカリします。 これは色彩心理学によるもので、最近ではカラーマーケティングと呼ばれています。 色によるイメージで商品を認知させるので、例えば大手飲食チェーンでは“赤“のロゴがよく使われています。 マクドナルド、ケンタッキー、ロッテリア、すき家、ガスト、デニーズなど “赤“は食欲や意欲を高める色と言われています。 色による心理的影響は古代から用いられていた手法だそうで、古くは古代エジプトでも患者の寝室を、青は痛み、オレンジは疲労といった色の部屋にすることで、それらを取り除く効果があると信じられていたそうです。 レイテストナレッジでは青をベースにオレンジを良く取り入れていますが、これは色相環で正反対にある“捕色“であるため、コントラストで見やすくなるとされているからです。 こんな感じで“色“を意識して、商品を作ったり、資料を作るのも“色々“な工夫がされているわけですね。(最後に言葉を掛けてみました。)

ハインリッヒの法則

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 一見なんだかわかりにくいのですが、コーヒーゼリーを作りました。 コーヒー好きな方だと、コーヒーゼリーの好みも千差万別で、苦いのが好みだったり、少し酸味があるのが好みだったり、シロップが要る要らない、など様々ですよね。 そんな方には好みのアイスコーヒーで簡単につくることができるのでとてもおすすめです。 ゼラチンを温めた好みのアイスコーヒー(微糖がおすすめ)に混ぜて冷やすだけ、ということで全然手間がかからない優秀なスイーツなんです。 ただ、ゼラチンの溶かし方が甘いと一部だけ固まってしまったりするので注意が必要です。 わたしはそこに練乳をかけるのが好きなので、見映えも含めて仕上げます。コントラストでアクセントになりますね。 ぜひコーヒー好きの方がいらっしゃればお試しください。 とても簡単にできるし、手間もかからないので、良く作るのですが、いつも同じようにできないのが不思議なところです。 ハインリッヒの法則をご存知でしょうか? ひとつの大きな事故の裏には、29の軽度な事故と300の潜在的なヒヤリハットがあると言います。 わたしの料理も同じようで、たまに食べられないくらいの大失敗をしますが、その裏には29のギリギリ食べられるくらいの失敗と、300の失敗しているけれどもリカバリーしたような料理が存在しています。 このハインリッヒの法則は良く安全管理や製品開発でも使われる言葉です。 ひとつの大きな事故を起こさないためにも、日頃から小さな事故や、事故に繋がらなかったけれども危なかった事例などを対策していくことがとても大事ということです。 これはわたしたちの日常にも当てはまることで、車の運転にしても“危なかった“という経験を忘れることなく、どのように以後対処するのか考えるだけで、大きな事故の予防になります。 人とのコミュニケーションでも、相手が少しでも不快に感じたことを、どうやって自らを改善するかで、決定的な関係性の悪化を防ぐことができます。 わたしにも言えることなのですが、小さなことだから、と気にしないよりも、反省し改善することがすごく大切なんですよね。 わたしの料理に関しては、この比率以上に大失敗している気もしていますが。

演繹法

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  毎年楽しみにしている、尾花沢スイカ。 写真で伝わるかわかりませんが、飛んでもない大きさです! 1玉4.5キロ以上で2玉で、ふるさと納税価格が20,000円なので、1玉3000円くらいの購入価格と考えるとかなり割安ではないでしょうか。 ふるさと納税でも上位に来る割安ではないかと思っています。 味もとても良くて、身がしっかりしていて甘い。 夏になると、スイカやそうめん、花火大会など風物詩が顕著な季節ですね。 スイカは夏に食べることができる スイカによって不足した水分を補うことができる よって、夏に不足した水分はスイカによって補うことができる という三段論法に当てはめてみました。 A=B=C が成立して、 大前提から小前提、そして結論に至るものがこの演繹法と呼ばれるものです。 そこに少しでも矛盾が発生しては成り立ちません。 クリティカルシンキングでの意思決定プロセスで使用したり、日常的にも意思決定のプロセスで使うことができます。 有名な例だと 人間は死ぬ生き物である アリストテレスは人間である ゆえにアリストテレスは死ぬ 当たり前のプロセスですが、そこに矛盾がないことを証明できることがとても大事なプロセスですね。 最後に演繹法を使って最近のわたしを表すと 新しいレシピに挑戦すると失敗する 失敗した料理はあまり美味しくない ゆえに既存の慣れたレシピで料理をした方が良い こんな感じでしょうか。 他に帰納法も併用して紹介される論法なので、また改めてご紹介します。