プロスペクト理論


 そこまで高いお買い物ではないですが、買うか買わないか長い間悩んだ結果に買ったキャンドルです。

dyptiqueというブランドのキャンドルなのですが、全的にこのブランドの物は中東系のエキゾチックな香りがベースで、特にこのキャンドルの香りはとても好きです。

BAIESと書いて“ベ“と読むそうです。



人間買うか買わないか、不確定な状態にある時には心理的に買って得られるゲインよりも、買わないことでロスを回避する理由を多く考えるそうです。

つまり人間は得られるゲインよりも損失回避を2倍多く考えてしまうということです。

これはプロスペクト理論と言って、ダニエル・カーナマンが2002年にノーベル経済学賞を受賞した時の行動経済学の代表的な理論です。

例えば、わたしのキャンドルの例でロスを回避する心理としては

1、このキャンドルを買ってもあんまり使わないかもな

2、買ったところで1人で楽しんでもな

3、10,000円別のことに使ったほうがいいかな

4、すぐなくなるかもしれない   など


しかし、一方でゲインの心理としては

1、すごく良い香りが毎晩するようになるかも

2、寝る前につけたら良くなれるかも

3、キャンドルとしては1番欲しい  など



このようにロス回避の傾向が強かったのですが、買わないことには始まらないので買った次第です。

このプロスペクト理論を応用すると、マーケティングとしては

消費者が買わない、買いたくない理由を予めリサーチして、そこに対策を打ったりします。

例えば

・期間限定

・月々なら〜円

・こんな有名人もオススメしている

・効果がなければ返金      など

いずれにしても人間の非経済的な行動心理をついた戦略や展開がなければ購買にはそう簡単にいたらないということですね。

しかし、このキャンドルとてもオススメです。

結果として買って良かった、に今のところなっています。

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