アンカリング効果


 最近暑い日に外出した時に、氷出汁うどんという涼しげなメニューに惹かれて、つるとんたんに初入店しました。

店内は若い女性が多く、うどんの概念を打ち崩したいわゆる“見映えする“メニューの数々です。

氷の出汁のおうどんはじめて食べたのですが、そもそもかき氷も今シーズンがはじめて。


最近まで、知らなかったのですが、かき氷のシロップの味は実は全部一緒だとみなさんはご存知でしたか?

メロン、イチゴ、ブルーハワイ、みぞれ、などありますが、全て同じ味で色が違うだけだそうです。

最初にその話を聞いた時は信じられませんでした。

間違えなくイチゴはイチゴ味だし、メロンはメロン味ですよね。なんならブルーハワイ味ってなんだかわからないですが、ブルーハワイ味がしっかりします。



しかしこれは販売元の印象操作で、色を変えることで錯覚を起こしているということなんです。


アンカリング効果という言葉があります。

船を流されないように固定するいかり⚓️のアンカーから、この言葉は由来するのですが、先に与えられた情報や数字から、無意識のうちに判断を歪めてしまうことを言います。

この場合は味覚を変えるので余程ではあるのですが、一般的にはマーケティング手法で用いられます。

例えば、期間限定10,000円引き、とか表示されていると“安い“と錯覚するのも、このひとつです。

それに近い言葉だとハロー効果とかあるのですが、それはまた後日解説いたします。

それにしても今回の出汁氷、、何を食べているのかよくわからない感覚で、個人的にはとても美味しいとはなりませんでした。。

コメント

このブログの人気の投稿

カルチャーアイスバーグ

行動経済学は日常生活

はじめまして