メラビアンの法則


この写真に映ってるモサモサした動物わかりますか?

都会の中で偶然見つけて撮影したリスです。

あまり東京でリスを見かける事がないので、思わず撮ってしまいました。

リスが食べ物を色んなところに隠す能力に優れていることはご存知でしょうか?

1匹のリスが隠している場所は100とも200とも言われています。

しかもその場所を記憶して、冬眠に備えると言うのです。これも貯蔵(キャッシング)という行動だそうです。

わたしも、食べもしない缶詰やレトルト食品がキッチンの下にはたくさん眠っています。

いつか来る災害に備えてと名ばかりのキャッシングですね。そのいつかも来ることなく賞味期限だけが切れていきます。



この隠すという行動を人間のコミュニケーションで考えてみると、言葉では隠す事ができても表情で隠す事って困難ですよね。

なので、人とコミュニケーションを取る際に、人は隠し事や嘘があるのか「表情から読み取る」ことができます。

なぜ人は言葉よりも態度や表情や仕草を情報として優先すると思いますか?

これはメラビアンの法則と言って、そもそも人間はコミュニケーションを取る際に言葉を相手の情報として優先する割合はわずか7%で、態度や仕草が55%を占めていて、他に声の大きさやトーンが38%と実証されています。

つまりわたしが「笑いながら怒った」としても、ひとはわたしが怒っているとは思わないはずです。なぜかというとわたしの表情が笑っているからです。

また、わたしが表情をこわばらせて、声も震えて小さい声だと「わたしが嘘をついている」と思うでしょう。それは言葉が真実を示していても態度や声のトーンが異なるので、人はわたしの言葉を優先して判断しません。


つまり、みなさんに置かれましては言葉でうまく伝えるよりも、態度や表情、また声のトーンや大きさで物事を表現したほうが、人とのコミュニケーションはうまくいくはずです。

言葉で表現することが苦手な方ほど、態度や表情、声のトーンでしっかりと話をすることを意識してみてください。そうするとこで、人前で話す際に今以上に好感が持たれるかもしれません。

わたしも人前でお話するのがお仕事ですが、言葉のミスはそれほど気にせず、態度や表情、声のトーンや大きさを最も意識してお話するようにしています。


しかし、リスも他の動物に気づかれないようにたくさん食べ物を分散して貯蔵するのに、それを全て記憶していることがすごいですよね。

わたしは一ヶ所に貯蔵しているのにも関わらず、貯蔵していることすら忘れてしまうので、リスのほうが賢いことに反省します。

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